「出すことが先」


常歩(なみあし)の活動をしながら気づかされたことに、「出すことが先」ということがあります。

簡単な原理です。

まず自分が持っているものを外(外界)に出すことに専念するということです。

例えば、自分が持っている知識や情報・・、特にいい情報を持っていると人には教えたくないものです。

自分だけのものにしておきたい。(笑)

しかし、そうではなくて、自分が持っているものを全て相手や外にに出してしまう勇気が必要であると思うようになりました。

自分が持っているものを、惜しげもなく公開すること・・・、すると不思議なもので、もっといい情報が集まってきます。

自分から発信された知識や情報が、さらに重要な知識や情報を集めてくれます。

例えば、HPやブログ・著書で情報を発信すると、多くの方々が関連した情報を教えてくれます。

それをまた、情報として発信します。その繰り返しです。

インターネット時代とは、そういうことだと思います。多くの人々が情報を共有す時代です。

秘伝を公開しない時代は終わったと感じます。

秘伝を公開しても、決して後悔しない時代です・・笑



他競技に学ぶ


3月30日に、ラグビー学会(第1回)が関西大学で開催されました。

河端隆志先生(大阪市立大学、サッカーがご専門)がシンポジウムで、「他競技から学ぶ」と言うい興味深いテーマで発表されたようです。

ラグビージャーナリストで、ラグビーマガジンの編集部長を長年務められた村上晃一さんのブログで、その様子が紹介されています。


(一部抜粋)+++++++++++++++++++++++++++++++

日本のサッカー選手は、キックの際、軸足に体重が残りすぎる。つまり、止まった状態のキックが多く、世界のトップ選手は動きながら蹴っているというあたりの説明は興味深かった。うまく蹴り足のほうに体重を移動して行ければ足の疲労度も変わってくるし、タックルされた際の怪我の軽減にもつながるようだ。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

是非、村上さんのブログをご覧ください。
http://koichi-murakami.cocolog-nifty.com/


他競技を勉強することはとても大切だと思います。決して無駄にはなりません。

同じ競技の仲間と、じっくり話すのも重要ですが、同じことをぐるぐると話していることも多いようです。

スポーツに限らず、様々な分野の方々の話に耳を傾けると、新しい発見が次々に生まれてくると思います。

走動作と拍子

今日は、拍子について走動作で説明します。


走るときに「右・左・右・左」 ⇒ 「1・2・3・4」
の4拍子の場合、連続動作が高速になってくるとどういうことが起こるでしょうか?。

実は、体感リズムが動作に追いつかなくなります。
(文書にすると分かりにくいですか〜〜〜〜〜???)


「1・2・3・4・1・2・3.4」
と心の中でリズムを刻みながら走ってみてください。全速力になると心の中のリズムが追いつかなくなりますね。

そこで3拍子を使います。

「右・左・右⇒1・2・3」 次の「左・右・左⇒1・2・3」

これも心の中でリズムを刻みながら走ってみます。

ところが、高速なると、

「右・左・右⇒1・2・3」を一つの拍子(リズム)次の「左・右・左⇒1・2・3」を一つの拍子(リズム)に置き換えることができるのです。

(ちょっと分かりにくいかな〜〜〜笑)

例えば

「右・左・右⇒み〜ぎ」 次の「左・右・左⇒ひだ〜り」

つまり3歩ごとに「み〜ぎ」・「ひだ〜り」・「み〜ぎ」・{ひだ〜り」といった具合です。

4拍子とちがい、高速なってもゆったりとした体感リズムで走ることができるのです。


この3拍子は、馬のリズムです。

右・左・右 左・右・左 このように机かなにかをたたいてみてください。

次に3拍子の真ん中を抜いてたたきます。

右・(左)・右  左・(右)・左・・・・・・ ( )を抜きます。

どうでしょう。馬が走るリズムに聞こえてきます。

3拍子のリズムは、騎馬民族に根づいたリズムであるという説が実感として感じられます。 


長い距離を歩くときや、山歩きをするときも3拍子で歩いてみてください。左右に心地よく軸が入れ替わるので疲れにくく感じます。

拍子(リズム)

以前から、日本人には独特のリズムがあるのではないかと思っていました。

ある水泳競技の指導者から、次のようなことをお聞きしたことがあるのです。

日本の水泳は、平泳ぎや背泳では世界のトップ選手を輩出してきました。

しかし、自由形(クロール)では世界と大きく記録が開いてきたそうです。

その一因は、日本人は3拍子のリズムが取りにくいことにあるというのです。

クロールでスピードをあげるためには、6ビートのキックを体得しなければならないらしいのです。

右腕のストロークで右・左・右、左腕のストロークで左・右・左のキックをします。

つまり、3拍子のリズムなのです。ところが。日本人はこの3拍子が苦手で、3拍のあとにどうしても間が入ってしまい正確なビートを刻めないらしいのです。

また、登山では、日本人は5000メートル以上の山に登るときには、3日登って1日少し下る(休む)、このインターバルが最も体力を消耗しないと聞いたことがあります。

2日登って1日下る(休む)、4日登って1日下る(休む)のリズムではうまくいかないらしいのです。

日本人は3拍子はが苦手で、4拍子が得意な傾向にあることは確かなようです。

日本の民謡を調べるとほとんどが4拍子、隣の韓国ではとたんに3拍子の歌が多くなります。

私たちが好む3・3・7拍子も、4拍子の変化形。4拍子の4泊目に休みが入っています。

これらは、日本語のリズムが基礎になっていると説く研究者もいます。

日本人の体感リズムは、明らかに外国人のそれとは異なるようです。

週7日、そして土曜日と日曜日を連続休みとする生活パターンが本当に日本人に適しているのでしょうか。

いっそうのこと週8日制にして、4日目と8日目を休みにしたらどうでしょう。(笑)

科学する??

近頃、「スポーツを科学する」などという文言をよく見聞きします。さて、科学するとは何でしょう?。

「二軸動作は、科学ですか??」よく聞かれます。逆に質問します、「科学って何ですか??」(笑)

「二軸動作」・・・感覚を主体にした動作法です。当初は、私たち、そして一部の選手の間で語られてきました。

選手の皆さんの成功が、徐々にマスコミなどに認知されるようになり、「二軸動作」・「常歩」が世に出ることになりました。今から約8年前です。


ここからは、私の意見(私見)です。

身体動作の本質は客観ではありません。客観とは目に見えたり数値であらわされるもの。自分で剣道を実践したり選手の方々に接するようになり、それを確信しました。

例えば、相手、または相手チームの動きを「よむ」ということ。

武道で言えば、初心者の段階は相手の「動作」をよみます。いわゆる「予備動作」です。しかし、稽古で「予備動作」などはすぐになくせます。可視的な動作をよむことはできなくなります。

そこで、相手の「心」をよむことになります。動作にあらわれる前の「心」の変化をよみます。これは、武道家であればできるようになります。

相手の「心」・「感覚」をよみます。この「心」をよむことは多くの武道家が実践できます。

そこで、「心」や「感覚」の前にあらわれる相手の変化をよみます。それこそ「気」とか「気配」といわれるた相手の変化です。

武道がすばらしいといっているのではありません。スポーツでも同様なことが行われています。つまり、動きの本質は、レベルが上がれば不可視的な要素へと向かっていきます。

ここまでくると相手を見ないようになります。ぼやっとみる。「相手を見ると分からなくなる」とプロの選手たちがよくいう段階です。考えなくなる段階です。

ですから、超一流の選手は自分のやっていることを説明できないことが多いのです。相手の「無」を自分の「無」で感じているからです。

武道では、「見の目」ではなく「観の目」が大事だといいます。

私は、まだその先のレベルがあると思っているのですが・・・・・・。

とにかく、スポーツ・武道などの本質は不可視的な要素です。
つまり、決して可視的な要素を課題とする科学では解明できません。

スポーツに関する科学が発展しても、それは今のところ可視的なレベルを細分化しているにしかありません。

それを、超えたところにしか身体動作の本質はない、というのが私の見解です。

「体」は客観的ものをいいます。「死体」などといいますね、物体です。しかし「身体」は、人間としての精神的・または無意識の作用を含んだからだです。

スポーツ・武道などは「体動作」ではありません「身体動作」です。不可視的な要素を大切にしたいものです。

 
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