歩行動作を観る(5)―骨盤のローテーションと膝の向き


骨盤のローテーションに関係する、もう一つの要素(条件)を今日はお話し
しましょう。

それは、膝の向きです。

膝の向きは、おおよそつま先の向きと同じと見ていいのですが、厳密にはちがいます。そのことは、また後日・・・。

膝の向きを色々と変えて、歩いてみてください。

極端に、膝を思い切り外に向けた状態と、内側を向けた状態で歩いてみてください。いかがでしょうか。

分かりやすい表現で言うと、「外股」と「内股」です。

「内股」のときの方が、骨盤のローテーションは大きくなりますよね。

逆に「外股」のときは、ローテーションが抑えられます。

これも重要な、歩きや動きの法則です。


近年、骨盤がローテーションしないことが、合理的な動きであると考えられる傾向にあります。

つまり、「内股」は合理的な動きを生み出さないと考えられるのです。

ちょっと乱暴な言い方ですが・・・・・・。


日本の武道・武術の本来の構えは、「外股」です。股関節の外旋位です。

このことから、骨盤の動きを学びました。


ちょっと余談なのですが、股関節の外旋を理解するときに大切なことがあります。

それは。「外旋」と「外旋位」は違うということです。

二軸的な動作を理解するときには、この区別がついてないと分からなくなってしまします。

詳しくは、また近いうちにお話しすることにしますが・・・・・。

今日は、骨盤のローテーションと関係するのは膝の向き、合理的な歩きや動きは膝が多少外を向いた状態と理解してください。



歩行動作を観る(4)―骨盤のローテーションとシューズ―


ゴールデンウィークは、どちらかに出かけられましたでしょうか?

観光地に行きますと、どうしても人々の歩きが気になります。(笑)

前回は、骨盤のローテンションと歩隔(ほかく)の関係をお話しました。

次に、知っておくといいのが、シューズとの関係です。

人々が歩くときの骨盤のローテーションと、履いているシューズを観察してみてください。

ここにも、面白い法則があります。シューズのかかとの高さに注目してください。

ご自分でも確かめてみてください。家の中でも結構です。

シューズを履かないで、つま先立ちになって踵を上げたまま歩いてみてください。

次に、踵をかかとにつけて歩いてみてください。

どちらが、骨盤がローテーションが大きいでしょうか?。

すぐ、分かると思います。踵を上げたままだと、大きく骨盤がローテーションします。

男性と女性を比べると、女性の方が骨盤がローテーションします。

これは、男女の骨盤の幅・形状の違いもありますが、女性がハイヒールなどの踵が高い靴を履くことが主因だと思われます。

ハイヒールの歴史も、諸説あるようですが、女性がハイヒールを履くことが定着したのは、脚が長く見えるというだけではなく、それにより腰が動き、女性らしく見えることがあったと考えられます。


現在のスポーツ技術では、骨盤がローテーションすることを嫌う傾向にあります。

そのために、踵が低い(フラットソール)シューズを履く選手が増えているようです。

また、シューズを選ぶときには、かかとの高さも考慮しましょう。


骨盤のローテーションとシューズ、つまり踵の高さに着目して、人の歩きを観察してみてください。

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Author:なみあし
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