上体(体幹)が斜め下を向く

サッカーの日韓戦がありました。ご覧になった方も多いと思います。

 この頃、サッカーの試合を観戦して、最も分かりやすい見方は、上体の傾きだと思うようになりました。以前は、ボールと立ち足の位置、または、ボールタッチ後の初動などを見ていたのですが、この見方はかなり難しいです。

 そこで、上体の傾きに注目するようになりました。

 セットプレー(フリーキックなど)は、ちょっと違うのですが、動きの中でのキック(ボールタッチ)時の上体の倒れ方を観察します。

 レベルが低い試合ほど、キック時に上体が後方に傾いています。トップレベルに近づくほど、上体が後方に倒れることなく、前下方向に胸が向いたままキックします。つまり、上体が地面方向にかぶったまま動くことができるのです。

 昨日の日韓戦、そのような見方をすると、日本選手の方が動きの質は良かったように思います。

 ただ、日韓の代表選手ですから、非常に質の高い動きが見られましたが、キックやボールタッチの直前に上体が後傾し、元に戻しながらキックする動きが非常に多くみられました。まだまだ、改善の余地があると思われます。

 欧州や南米のトップ選手は、全く上体の角度を変えることなく、キックする動きが多くみられます。まさしく、走りの中にキックがあります。

 これら動きの差の原因は、様々あると思いますが、その一つに、「腰から動け」という教えにあると考えています。これは、サッカーだけではありません、スポーツの指導現場でよく言われる表現です。

 しかし、日本人の身体特性上、「腰から動く」感覚が強いと、骨盤とともに上体が後傾してしまい逆に動きの質が落ちることが多々あるようです。

 「腰から動く」意識よりも、先日紹介した不動の姿勢のイメージで、常におへそよりも胸が前に位置するイメージががいいのかもしれません

静的キック・動的キック

 常歩(なみあし)・二軸動作を発見した頃、サッカーについて、

ボールのほぼ真横に立ち足(軸足)を置く、という教え(基本)は

再考の余地があるのではないか?、という話になりました。

 
 Jリーグ創設期、外国から来たコーチや選手は、「なぜ、日本人

はキックの後止まるんだ??」といったそうです。

 日本人選手は、もちろんそんなつもりはありません。

 
 もともと、キックは走りの中に溶け込んでいるものではないのか?、

という疑問がわいてきました。

 私たちは、キック(ボールタッチ)の際の、立ち足の位置に着目した

のです。立ち足をボールに合わせるのではなく、蹴り足をボールに

合わせることが大切ではないか?、それによってキックの後、左右の

軸をスムーズに入れ替えることが可能になる。

 そこで、静的キック・動的キックという概念が生まれました。

その考えを発展させて書かれたのが、カンゼンから発刊された

「サッカープレー革命」と「サッカートレーニング革命」の2冊です。

(秘宝館・資料コーナーをご覧ください・キックの動画もあります)


 
 3月28日(日曜日)に、愛知県西尾高等学校において、中村泰介氏

(聖トマス大学)・河端隆志氏(大阪市立大学)による、二軸サッカー

講習会が開催されます。是非、ご参加ください。


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